ガイアのうた

日本人として知っておきたい皇室の祈り

万民の幸せを願う皇室の祈りこそ、日本人の利他心の源泉

国際派日本人養成講座編集長・伊勢雅臣著

 今回は歴代の天皇・皇后がいかに国民の幸せを祈られてきたかを辿りつつ、それがわが国の建国の精神を継承したものである事を述べました。

 そして日本人の優れた国民性とも言うべき、利他心は、この「皇室の祈り」が源になっているのではないか、と述べています。とすれば、より多くの国民が 「皇室の祈り」を知ることで、わが国の利他心はさらに根を広げ、さらに立派な国作りの繋がるのではないか、と期待しています。

 

以下、本書の「まえがき」を転載して、ご紹介させていただきます。(伊勢雅臣氏)

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【まえがき】

日本人の利他心は国民性

 東日本大震災では、困難な状況にも屈せずに節度をもって行動する被災者たちの姿が世界中に報道されて感動を呼びました。様々なエピソードが紹介される中で、私がもっとも感銘を受けたのは、次の逸話でした。
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(百田尚樹氏) 東日本大震災の時に見せた日本人の秩序正しさやモラルの高さに、世界中が驚愕しました。これは知人から聞いた話ですが、救援物資をヘリコ プターで被災地に届けた米軍の女性パイロットは、着地が非常に恐ろしかったというのです。なぜなら、どこの国でもヘリコプターに人がワーっと殺到して大混 乱が起き、奪い合いになって身の危険を感じることがよくあったからです。

 日本の被災地でもそうなると覚悟して着地したのですが、近づいてきたのは代表者である初老の紳士一人、そして丁寧に謝意を述べ、バケツリレーのように搬入していいでしょうか、と許可を取って整列し、搬入が始まった。
すると途中で、「もうこれでけっこうです」とその紳士は言ったそうです。パイロットは驚いて「なぜですか?」と尋ねると、「私たちはもう十分です。同じように被災されている方々が待つ他の避難所に届けてあげてください」と言った。

 そのパイロットは、礼儀を重んじ、利他の精神で行動する日本人の姿に感動し、生涯忘れないと知人に語ったそうです。これが日本人です。本当に素晴らしい国だと思います。
 (櫻井よしこ・百田尚樹著「日本のメディアは中・韓の『工作員』か」『WiLL』平成26年3月号より)

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 私自身も、欧米で合計11年間暮らし、アジア、南米、アフリカなどを含め30ヵ国を訪問した経験から考えると、日本人の利他心は世界でも最高のレベルにあると感じます。

 もちろん外国でも一部のエリートや聖職者などは崇高な利他心で行動している姿を見ますが、こと一般国民まで高いレベルの利他心を持っているという点で は、わが国は世界でも群を抜いているのではないか、と思います。外国からきたお客さんからも、何度も同様の感想を聞きました。利他心は日本の国民性と言っ ても大げさではないと思います。

 拙著『世界が称賛する 国際派日本人』(育鵬社刊)では、国際的に称賛されている日本人たちをとりあげましたが、その中でイラク支援活動を行った自衛隊を紹介しました。

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 外国の場合は、イラク人作業者に作業を命ずると、彼らだけを働かせるのだが、日本では幹部自衛官でも、彼らと一緒になって、ともに汗を流した。

 宿営地の鉄条網整備の際には、日本人2、3人とイラク人7、8人がチームをつくり、有刺鉄線で服はボロボロ、体中、血だらけ汗まみれになりながら作業を続けた。昼食は分け合い、休み時間には会話本を指差しながら、仕事の段取りについて話し合う。

 いったん意気に感じると、とことん尽くすのがアラブの流儀だ。終業時間の5時を過ぎても、まだ隊員と一緒にブルドーザーに乗って働いているイラク人の作業者もいた。
(「サマーワにかけた友情の架け橋─自衛隊のイラク支援活動」前掲書より)
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 イラクでは約30ヵ国の軍隊が支援活動を展開しましたが、その中でも日本の自衛隊の活動は、現地の住民たちからも高く評価され、支援期間が終わりに近づ くと、150人ものデモ隊が詰めかけ、「日本の支援に感謝する」「帰らないで」と叫んだとのことです。この前代未聞のデモに英・米・オランダの部隊も驚い て、矢継ぎ早の問い合わせがきたそうです。

  このエピソードで興味深いのは、自衛隊員たちがイラク人作業者と一緒に汗を流すと、「終業時間の五時を過ぎても、まだ隊員と一緒にブル ドーザーに乗って働いているイラク人の作業者もいた」という点です。自衛隊員たちの持つ利他心が、イラク人作業者たちの利他心に火をつけたのです。「利他 心は伝染する」ということが、この事例から推察できます。

 

利他心を中核とする共同体

 ある共同体の中心に利他心に満ちた人がおり、その人は「あれをやろう、これをやろう」とは言わないが、共同体全体の幸福をひたすら祈っている。その利他 心が周囲の人々に伝染して、それぞれが自分の持ち場で共同体の幸福のために尽くす。これはまさしく日本国の構造そのものではないでしょうか。

 代々の皇室がひたすら国民の幸せを祈り、その利他心が多くの国民に伝染して、それぞれの人がそれぞれの場で、他の人々のために尽くす。それがわが国の姿 だったのではないか、と私は考えています。そして日本国民が強い利他心を持っているという国民性も、この国の形から生まれてきているのではないでしょう か。

 これは一つの仮説ですが、それが成り立つのかどうか、これから史実をたどって検証していきましょう。

 以下は、歴代の天皇陛下、皇后陛下が国民の幸せをどう祈り、また国民の側がその祈りにどう応えてきたか、という観点から、わが国の歴史をたどったものです。

 平成29年12月23日
今上陛下のお誕生日を祝う一般参賀者数が平成で最大となったとのニュースを嬉しく聞きながら

伊勢 雅臣

 

☆以上、<ガイアのうた>でご紹介させていただきました。

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