虫たちの始動・啓蟄
昨日もおとといに続き、畑の草取りを少しばかりしました。
いましたよ! 新鮮ないちごのような色をしたピッカピッカの小さいてんとう虫さんが。食べたいくらいに可愛かったです。(思わず・・パクリ!)
暗い土の中でじっとうずくまっていた虫たちが、春の気配を感じてもぞもぞと活動を開始するころです。
虫や爬虫類・両生類が苦手な人も多いかもしれませんが、春を喜ぶ気持ちはきっと同じはずですね。
ところで「虫」という漢字は、もともと毒蛇の蝮(マムシ)をあらわした象形文字だそうで、昔は蛇や蛙などの爬虫類や両生類も虫と呼んでいました。
ちなみに昆虫は「蟲」と書いて区別されていましたが、略字として「虫」を使うようになったのだそうです。
そういえば昔は、人のからだの中にも虫がいると考えられていました。その虫が心の中の意識や感情を呼び起こすのだと思っていたそうです。今でも「腹の虫がおさまらない」とか、「虫が好かない」などといいますね。
日が昇れば目覚め、日が沈めば眠っていたころ・・・。日照時間にあわせて睡眠時間が変わるのは、ごく自然なことだったでしょう。現代の日本人でも秋から冬にかけて平均睡眠時間が長くなり、あたたかくなるにつれて短くなっていくのだそうです。
「春眠暁を覚えず」といいますが、これは睡眠時間が短くなっていく分、眠りが深くなるからだとか。でも本当は私たちの中にいる虫が、冬ごもりから目覚めようとしているのかもしれません。
寝ぼけまなこをこすりながらも、うきうきと動き出そうとしているのではないでしょうか。
「美しい暦のことば」山下景子
王様
節分はとうに過ぎた
春にはまだ遠い午後・・
「王様」はやってきた
軽やかな旋律に乗って
楽しげにリズムを刻みながら・・
王様は女神様を連れてきた
王様と女神様は軽やかな旋律に乗って
楽しげにリズムを刻みながら
時々小走りに
時々つまずき
春をこぼさないように
そぉ〜っと抱えて
楽しげにリズムを刻みながら
「王様」はやってきた
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