2000年の時を繋いできた神代桜
いまから2000年前というと・・・
弥生時代中期にあたるそうです。
佐賀県の吉野ヶ里などの還濠集落ができあがってきたころ。
いちばん分かり易いのは、イエス・キリストが生誕されるころ・・
・・で、そのころ大地に芽を出した桜が、またわたし達の目の前で花を咲かせてくれています。
こんなありがたいことは、そうザラにはあることではありません。本当に。
「神代桜」が美しい花々を咲かせているのは、山梨県北杜市の武川町にある日蓮宗のお寺「實相寺」の境内。
境内には、神代桜の子孫をはじめ、日蓮宗総本山「身延山久遠寺」のしだれ桜の子樹ほか、山門から臨む境内は春の空を優しく包む桜花で、いっぱいでした。
わたし達一人一人に、そして動物も植物も大地も、全ての生きとし生けるものに「仏の心」はあると説かれている「法華経」をお釈迦様の唯一の教えとした、日蓮宗の宗祖「日蓮聖人」の心は、
神代桜から、それぞれの桜の樹々に、そして・・わたし達の心へと、しっかりと受け継がれているように感じた・・
今日のお花見でした。
最後に一首・・
めぐる春
山ふもとにある境内の巨樹の幹に
木彫りの鬼面と化した
いくつもの瘤がわたしを圧倒する
弥生の時に芽を出して
いまなお咲きほこる神代桜
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