日本人の生き方・祈りかた1
日本人の生き方・祈りかた
神社は「願う」場所ではなく「祈る」場所
お正月に神社に初詣に行った人も多いと思うが、何をお祈りしただろうか。筆者は昔から神社で個人的なお願いをするのは、よくないのではな いかと考えていた。たとえばたまにしか合わない相手が、あなたに会うたびに「あれをしてください」「これを頼みます」とお願いするばかりだったら、神様 だって「いい加減にしてくれよ」と思うだろう。
それよりは会うたびに「お陰様で元気でやってます」などと感謝されたら、「これからもいろいろ面倒をみてやろう」と思うはずだ。だから神社とはお願いをする場所ではなくて、感謝をする場所ではないか、と考えていた。
身体のどこかに多少の不調があっても、まずまず元気で毎日を過ごしていけること。名声や富とは縁遠くとも、張り合いをもって日々の仕事や家事、育児に取り組める。そうしたことを神様に感謝するのである。
しかし最近読んだ本で、それも不十分だ、ということを知った。「ありがとうございます」と言うのも、自分に関することで感謝しているだけでは、まだまだ自分本位だ、とその本は言う。
・・・「願い」というのは、自分のために叶えたいもの。それに対し、世のため人のため、自分を超えた存在のために叶えたいものが「祈り」なのだよと、ある方が教えてくださいました。・・・
日本人の誇りを育むためにも、神社は、「願う」場所ではなく「祈る」場所でありたいなと思います。・・・以下略。
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